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「どうする家康」鳥居元忠の最期、実際はどうだった? 第42回放送「天下分け目」振り返り:6ページ目
みんなで仲良く、お手紙書き書き大作戦!
伏見落城の悲報を前に、神の君は持っていた筆をポロンチョ、コロリ。
(できれば筆は鉛筆のように握るより、立てて使われた方が美し……いや、戦国時代は書法が確立してなかったのかも?)
明らかに見捨てたのに、わざとらしくショックを受けたような描写は、これは狸ぶりを表現したのでしょうか。そういうのを身内だけの場所でやっても……。
それはそうと。みんな揃ってお習字?していたので一体何事かと思ったら、諸大名を調略する書状をしたためていらしたんですって。
「腕が折れるまで書く(キリッ)」
素敵カッコよく決意を述べられるイケメン神の君ですが、あの殿、畏れながら……。
一、戦国時代には右筆(ゆうひつ)という素晴らしい代筆サービスがございます。
一、いざ決戦まで一ヶ月に迫った段階で書状を出すのは遅すぎではないでしょうか。
……右筆は祐筆(筆をもって主君をたすける意)とも書くとおり、主君の代わりに書状をしたため、主君は花押(かおう。サイン)を書くだけ。便利ですね!
家康ほどの人物が右筆もおかず、すべての書状を御自ら書かれるのは無理があるでしょう。
家臣たちもお手紙書き書き大作戦に加わるより、決戦に備えてすべきことがあるんじゃないでしょうか。
そんなんじゃ、今年の関ヶ原は三成に負けてしまいますぞ……と思ったら、石田陣営も似たような感じでした。じゃあ大丈夫ですね。
いざ当日、腱鞘炎で采配が振るえないなんて事のないよう、ご自愛ください。
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