
幕末のヒーローは過大評価とウソだらけ!?坂本龍馬のイメージが崩れていくさまざまな新説
幕末の英雄
歴史の研究成果は、今まで謎とされていたことを解き明かし、私たちにスッキリ感を与えてくれます。
しかしその反面、これまで信じていたことや憧れていたことなどが嘘だったと分かり、失望させられることも少なくありません。
そうしたギャップが大きい歴史上の偉人の代表格と言えば、坂本龍馬でしょう。
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龍馬は、後世に伝わっているその気さくで人なつっこい魅力的な人柄や、幕末の日本の大きな転機にいくつもの功績を残して風のように去った颯爽たる英雄です。
彼は今でも老若男女を問わず絶大な人気を集め、「理想の男性」「憧れの青年像」とされています。
ところが近年、その龍馬の功績や実力について疑問視する説がたくさん唱えられています。
その一つは、龍馬の功績として真っ先に挙げられる薩長同盟です。1866(慶応2)年に成立した薩摩藩と長州藩の軍事同盟ですね。
この同盟を締結するにあたっては、それまで犬猿の仲だった両藩を龍馬が奔走して手を握らせたとされています。これが、のちの討幕運動の原動力になったとされているのです。