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「どうする家康」ついに今川を見限った元康。駿府の瀬名たちはどうなる?第3回放送「三河平定戦」振り返り:3ページ目
本多忠勝、まさかの討死?
しかし武運拙く松平勢は惨敗。大河ドラマでは刈谷城を攻めている最中、織田の軍勢に背後を衝かれて総崩れとなった様子が描かれていました。
「背中に気をつけろよ?甥っ子……」
うーん。流石にこの展開はあり得ないのではないでしょうか。籠城戦というのは外部からの援軍(これを後詰-ごづめ、と言います)が来るまで持ちこたえ、城の内外から挟み撃ちにするのがセオリーです。
目の前の城を攻めることばかり夢中になって、後方に見張りすら置かない(接近するまで気づかない)というのは、いくら何でも不覚悟が過ぎます。
百歩譲って元康が不覚悟であったとしても、従軍経験のあろう松平家臣団の誰もそれに気づかぬはずはありません。
そして織田と聞いただけでガクブルうろたえてしまう元康。トラウマにも程があるというものです。
「坂部又三郎正彦……行方知れず。日影村、甚三郎……討死。長澤惣四郎……討死。竜泉寺村、利蔵……討死。日影村、周作……討死。坂部藤内……討死。野口茂吉……行方知れず。奥山田村、弥太郎……討死。市場村、直作……行方知れず。本多平八郎忠勝……討死」
続々と報告される死者行方不明者の中に、本多忠勝(演:山田裕貴)の名前を聞いて夏目広次(演:甲本雅裕)は動揺します。予告編にも出ていましたね。
視聴者の皆さんも「えっ、ここで死ぬの早すぎない!?」と思ったのではないでしょうか。あるいは「どうせ生きてたってオチでしょ?はいはい分かってますよ」と(筆者のように)スレた反応を示す方も少なからずいたでしょう。
落武者狩りの皆さんが忠勝の面頬に手をかけた瞬間に目を覚まし、みんな慌てて逃げて行きましたが、こういう時は念のためしっかりと殺して(頸動脈を切ったり、目から脳髄まで突いたりなど)から物色するのが基本です。
皆さんも、落武者狩りをする時は思わぬ返り討ちに気をつけて下さいね。
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