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大河ドラマ「どうする家康」史実をもとにライター角田晶生が振り返る 「どうする家康」ついに今川を見限った元康。駿府の瀬名たちはどうなる?第3回放送「三河平定戦」振り返り

「どうする家康」ついに今川を見限った元康。駿府の瀬名たちはどうなる?第3回放送「三河平定戦」振り返り:4ページ目

実はまだ死んでない!吉良義昭その後の話し

「おおっ、松平殿!まさに三河武士の誉れ!果敢に水野を攻められた時の御姿、この義昭(よしあきら)感服いたした!我ら吉良家は力の限り、松平殿をお助け申す!」

「今川様はすぐに立ち直られ、大軍勢を送って下さるに違いない!それまではこの吉良が、松平殿と共にこの三河を守り、織田勢を追い払う!」

今川の忠実な家臣として元康と共闘していた吉良義昭。初登場からハイテンションで飛ばしていましたが、いざ劣勢となるやだんまりになってしまいました。

……8月某日、松平・吉良連合軍 敗北……

そして織田方への寝返りを決めた元康にあっさり滅ぼされます。

「なぜじゃ……元康殿……」

大河ドラマ的には恐らくここで退場でしょうが、実際の吉良義昭はもう少し生き延びます。

『徳川実紀』によれば今川を裏切った松平家と敵対、互角の勝負を繰り広げていたところ、酒井正親(さかい まさちか。忠次の父)が調略をもって義昭の弟である荒川頼持(あらかわ よりもち)を味方に引き込みました。

兄弟は元々不仲だったようで、弟の離反により勝機を失った義昭は降伏、元康への臣従を余儀なくされます。

しかし今川を裏切った怨みを忘れた訳ではなく、後の三河一向一揆(永禄6・1563年~永禄7・1564年)に乗じて再び叛旗を翻しました。

この時、松平昌久(演:角田晃広)らも蜂起したものの連携せず、めいめい勝手に戦ったため各個撃破されて逃走。歴史の表舞台から姿を消すことになります。

悪い人じゃなさそうだったので、出来たらまた顔を見せて欲しいですね。

5ページ目 裏切ったな元康!氏真の命で斬られた女性たち

 

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