- No.194一番槍、抜け駆け などなど…現代でも使われている”武士の文化”に由来する言葉をご紹介
- No.193かつては”幻の豆”と呼ばれていた山形名物「だだちゃ豆」はなぜ ”だだちゃ” と呼ぶの?
- No.192万年筆の‟万年”っていったい何なの? 万年筆が日本で使われるようになるまで
八重洲、鍛治町、神保町…どこまで知ってる?江戸時代から続く東京の地名由来を一挙紹介:2ページ目
2ページ目: 1 2
読んで字のごとく~職業編
紺屋町
江戸時代、庶民の服といえば藍染。
この藍の買い付けを許された紺屋頭の土屋五郎衛門が支配していた町で、染物職人が多く住むことから名付けられました。土屋五郎衛門は軍功として徳川家康から関東一円の買い付けを許されたという。
鍛治町
江戸幕府お抱えの鍛冶方棟梁だった高井伊織が屋敷を構えていたことに由来します。鍛冶職人だけではなく、多くの刃物系御用職人や商品を扱う卸業者も集まりました。
隼町
大の鷹狩りが好きだったという徳川家康。その家康が連れてきた鷹匠たちの屋敷があり、主に隼(はやぶさ)を使うことからこの名が付きました。鷹匠は江戸時代、幕府や諸藩に設けられた一つの職名であり、鷹の飼養や調教など一切を取り仕切っていました。
今は町名の面影のない街並みが多いですが、古地図を片手にめぐるのも楽しいかもしれませんね。
参考:『古地図ライブラリー別冊 切絵図・現代図で歩く もち歩き 江戸東京散歩』、千代田区ホームページなど
ページ: 1 2
バックナンバー
- No.194一番槍、抜け駆け などなど…現代でも使われている”武士の文化”に由来する言葉をご紹介
- No.193かつては”幻の豆”と呼ばれていた山形名物「だだちゃ豆」はなぜ ”だだちゃ” と呼ぶの?
- No.192万年筆の‟万年”っていったい何なの? 万年筆が日本で使われるようになるまで
- No.191もともとは「やよす」?東京の「八重洲」の地名は外国人の名前に由来していた。その名称の変遷を紐解く
- No.190筋子とイクラの違い?ご飯食べるのになぜ「お茶碗」?知ってるようで知らない和の食材【その3】