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かつては”幻の豆”と呼ばれていた山形名物「だだちゃ豆」はなぜ ”だだちゃ” と呼ぶの?
みなさんは「だだちゃ豆」を知っていますか?
名前だけは聞いたことがあるという方、まったく知らないという方、好きでよく食べるという方など、さまざまだと思います。
そこで、今回の記事では、そんな「だだちゃ豆」について詳しくご紹介します。「だだちゃ豆」には、意外な名前の由来や、歴史があるんです。
だだちゃ豆とは?
だだちゃ豆とは、山形県鶴岡市の鶴岡地域の在来野菜です。茶豆(枝豆の品種のひとつで、薄皮やさやの毛が茶色いのが特徴です)の一種。ほかの品種と比べて、甘味やうま味の成分であるアラニンや遊離アミノ酸が多く含まれているのが特徴です。
さやの毛が茶色いことや、くびれも深いことから、あまり見栄えがよくないという意見もあるようですが、味は一級品。小粒の状態で出荷されるため、茹で時間も短くて済むことが特徴。
栽培される土地の土壌や気候が合わないと質が落ちてしまうこと、収穫期が短いこと、保存も難しいことから、栽培地域が限られ「幻の豆」と呼ばれてきました。
近年では、保存技術や輸送技術の向上により、山形以外でも多く食されるようになりました。
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