- No.194一番槍、抜け駆け などなど…現代でも使われている”武士の文化”に由来する言葉をご紹介
- No.193かつては”幻の豆”と呼ばれていた山形名物「だだちゃ豆」はなぜ ”だだちゃ” と呼ぶの?
- No.192万年筆の‟万年”っていったい何なの? 万年筆が日本で使われるようになるまで
ノリ、なあなあ、捨てぜりふ…歌舞伎から生まれた言葉たちを一挙36個紹介!:3ページ目
●鞘当て=女性をめぐり複数の男性が争うこと
(歌舞伎)武家同士がすれ違った際に刀の鞘がぶつかりもめること。またそれを形式として、一人の女性を二人の男が奪い合うこと
●三枚目=道化役。滑稽なことをする人
(歌舞伎)芝居小屋の看板の三枚目が常に道化役だったことから
●愁嘆場=悲劇的な場面
(歌舞伎)善良な市民が身の上の不幸を嘆き悲しみ、訴える場面
●十八番=得意芸のこと。現代では「おはこ」とも称するが、本来は「じゅうはちばん」
(歌舞伎)七代目市川團十郎が得意としてきた芝居18作品を選び、【歌舞伎十八番】と名付けたことから
●修羅場=正確には仏教用語で、阿修羅が帝釈天と争う場所のこと。転じて闘争、戦乱の激しい場所のことを指す
(歌舞伎)激しい戦いの場面
●正念場=最も大事なところ。ここぞという場面
(歌舞伎)その役の本心を明らかにする大切な場面を「性根場」と呼んでいたことから転じた
●千両役者=「才能や力量が他から抜きんでている人」のこと
(歌舞伎)1年間で千両(約1億円)稼ぐ役者。最初の千両役者は二代目市川團十郎とされている
●捨て台詞=別れ際に言う、相手を脅す言葉
(歌舞伎)台本に書いていない台詞を臨機応変にいうこと
バックナンバー
- No.194一番槍、抜け駆け などなど…現代でも使われている”武士の文化”に由来する言葉をご紹介
- No.193かつては”幻の豆”と呼ばれていた山形名物「だだちゃ豆」はなぜ ”だだちゃ” と呼ぶの?
- No.192万年筆の‟万年”っていったい何なの? 万年筆が日本で使われるようになるまで
- No.191もともとは「やよす」?東京の「八重洲」の地名は外国人の名前に由来していた。その名称の変遷を紐解く
- No.190筋子とイクラの違い?ご飯食べるのになぜ「お茶碗」?知ってるようで知らない和の食材【その3】