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自慢できるコトバの語源 ノリ、なあなあ、捨てぜりふ…歌舞伎から生まれた言葉たちを一挙36個紹介!

ノリ、なあなあ、捨てぜりふ…歌舞伎から生まれた言葉たちを一挙36個紹介!:3ページ目

鞘当て=女性をめぐり複数の男性が争うこと
(歌舞伎)武家同士がすれ違った際に刀の鞘がぶつかりもめること。またそれを形式として、一人の女性を二人の男が奪い合うこと

三枚目=道化役。滑稽なことをする人
(歌舞伎)芝居小屋の看板の三枚目が常に道化役だったことから

愁嘆場=悲劇的な場面
(歌舞伎)善良な市民が身の上の不幸を嘆き悲しみ、訴える場面

十八番=得意芸のこと。現代では「おはこ」とも称するが、本来は「じゅうはちばん」
(歌舞伎)七代目市川團十郎が得意としてきた芝居18作品を選び、【歌舞伎十八番】と名付けたことから

修羅場=正確には仏教用語で、阿修羅が帝釈天と争う場所のこと。転じて闘争、戦乱の激しい場所のことを指す
(歌舞伎)激しい戦いの場面

正念場=最も大事なところ。ここぞという場面
(歌舞伎)その役の本心を明らかにする大切な場面を「性根場」と呼んでいたことから転じた

千両役者=「才能や力量が他から抜きんでている人」のこと
(歌舞伎)1年間で千両(約1億円)稼ぐ役者。最初の千両役者は二代目市川團十郎とされている

捨て台詞=別れ際に言う、相手を脅す言葉
(歌舞伎)台本に書いていない台詞を臨機応変にいうこと

 

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