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尾形光琳「風神雷神図屛風」に隠された秘密に迫るVR作品『風神雷神図のウラ -夏秋草図に秘めた想い-』が再上演

尾形光琳「風神雷神図屛風」に隠された秘密に迫るVR作品『風神雷神図のウラ -夏秋草図に秘めた想い-』が再上演

東京国立博物館とTOPPANが、特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」の開催に合わせて、同時期に活躍した絵師・酒井抱一の作品を扱ったVR作品『風神雷神図のウラ -夏秋草図に秘めた想い-』を再上演します。

このVR作品は、東京国立博物館 平成館で開催される特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」(会期:2025年4月22日(火)~6月15日(日))に合わせて、蔦屋重三郎と同時期に活躍した絵師・酒井抱一の作品を扱ったものとして、上演することに。

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本VR作品では、尾形光琳筆の重要文化財「風神雷神図屛風」と、その裏に描かれた酒井抱一筆の重要文化財「夏秋草図屛風」のオモテとウラの関係性に隠された秘密を探ります。

江戸時代後期の絵師、酒井抱一は尾形光琳を自らの師として仰ぎ、長年に渡って憧れを抱き続けましたが、61歳頃に「風神雷神図屛風」の裏に作品を描くよう依頼を受けます。本VR作品では、自然に翻弄され、雨に濡れ風に揺れる繊細な草花を描いた「夏秋草図屛風」に託した抱一の想いをひも解き、屛風のオモテとウラの関係に隠された秘密に迫ります。

VR作品『風神雷神図のウラ -夏秋草図に秘めた想い-』のみどころ

表裏一体となった屛風の往時の姿を再現
1974年から作品保護の観点で表裏を分けて保管されている屛風を、バーチャルリアリティにより表裏一体の往時の姿で再現。

屏風をすかし表裏の関係を表現
表面に描かれた「風神雷神図屛風」と裏面に描かれた「夏秋草図屛風」を透かすことで、表裏の絵の関係を探ります。

屛風を透かし表裏の関係を表現

光の変化に応じた屛風の見え方を表現
高精細デジタルアーカイブを実施し、屛風を拡大し鑑賞することが可能に。また、TOPPANのVR技術により、光の変化に応じた屛風の見え方を表現しています。

草花ひとつひとつの細かな色使いを大画面で鑑賞

VR作品『風神雷神図のウラ -夏秋草図に秘めた想い-』は、2025年4月23日(水)~7月13日(日)の期間、東京国立博物館東洋館地下1階 TNM & TOPPAN ミュージアムシアターで上演されます。

 
 

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