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「侍(さむらい)」と「武士」ってどう違うの?それぞれの語源から違いについて紹介
武士(ぶし、もののふ)
対する武士はと言えば、武をもって職能・生業とする者(士)を意味し、仕官の有無に関係なく「武を自らの本分とする」者であれば、たとえ浪人でも武士と言えます。
そもそも士という漢字は男性器の象形から転じて成人男性を指し、大人は自分の力や技量で生活を立てることから、現代でも弁護士や介護士などのように、特定の職能を示す言葉として使われ続けています。
また、武士を「もののふ」と読むこともありますが、これは律令時代の物部(もののべ、もののふ)氏と同じく、物≒得物=武器=武(軍事や刑罰、治安維持など)を表わし、部(べ、ふ)とはそれを担当し、取り扱う者すなわち武人を意味します。
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