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自慢できるコトバの語源 「侍(さむらい)」と「武士」ってどう違うの?それぞれの語源から違いについて紹介

「侍(さむらい)」と「武士」ってどう違うの?それぞれの語源から違いについて紹介:3ページ目

まとめ

現代では侍も武士もほとんど同じ意味で使われていますが、それぞれの語源に基づくニュアンスは、おおむね以下のようになります。

【侍】貴人に仕える職能者で、必ずしも武人ではない

【武士】武をもって生きる者で、必ずしも仕官していない

17世紀初頭に出版された『日葡辞書(日本語⇔ポルトガル語)』では、BushiやMononofuには「武人、軍人」的な訳語が当てられている一方で、Saburai(さぶらい)には「貴人」などと訳されており、かつて侍は武士の中でも特別な、高貴な存在と認識されていたことがうかがわれます。

日本の中世~近世史を象徴する「武士」ですが、その原形は大切な者に仕える「侍」であり、武をもって大切な者を守り続けてきた矜持が、これらの言葉に秘められています。

 

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