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あれもこれも日本刀に由来!意外と多い暮らしに根づいた「日本刀」にまつわる慣用句を一挙紹介
日本の歴史と文化を象徴するモノの一つに「日本刀」を挙げる方は少なくないと思います。
その姿は戦場におけるニーズから常に進化を遂げ、製鉄や鍛造をはじめとする技術が洗練されていく過程を体現。そこへ美学が融合して芸術の域に昇華され、日本を代表する文化の一つとして、世界的な認知を得るに至ります。
しかし、武器という性質上、残念(当然)ながら私たちの日常生活には馴染みがないようです。
とは言いながら、私たちの日常生活には「刀」に由来する言葉が意外と溶け込んでいるもので、今回はそれらを紹介したいと思います。
【相槌を打つ/あいづちをうつ】
「うんうん、そうだね」
相手の話に返事をすることですが、これはもともと刀鍛冶に由来する言葉です。
向かい合った鍛冶屋が息を合わせて順序よく鉄を打つ様子を表し、ただ返事をするだけでなく当意即妙、小気味(リズム)よくあることが肝心です。
【折紙付き/おりがみつき】
信頼性を保証された人やモノなどについて表す言葉ですが、これは江戸時代、刀剣鑑定の大御所であった本阿弥家が二つに折った奉書紙(上等な和紙)を鑑定書に用いたことに由来します。
【急刃凌ぎ/きゅうばしのぎ】
最近では「急場」とも書きますが、戦場で刀が刃こぼれしてしまった時、とりあえず斬れるよう急いで研いだ(刃をつけた)ことに由来します。
その意味からすると「急場」でもニュアンスは通じますね。
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