- No.194一番槍、抜け駆け などなど…現代でも使われている”武士の文化”に由来する言葉をご紹介
- No.193かつては”幻の豆”と呼ばれていた山形名物「だだちゃ豆」はなぜ ”だだちゃ” と呼ぶの?
- No.192万年筆の‟万年”っていったい何なの? 万年筆が日本で使われるようになるまで
あれもこれも日本刀に由来!意外と多い暮らしに根づいた「日本刀」にまつわる慣用句を一挙紹介:3ページ目
【付け焼刃/つけやきば】
先ほどの「急刃凌ぎ」よりは少し時間があるものの、しっかりと刀を鍛えて刃を研ぎ上げるまでの余裕はない場合、とりあえず地金(じがね)に刃金(はがね)をつけて、それらしく打った状態。
それなりには斬れるものの、ここ一番で役に立たないことから、にわか仕込みの浅知恵などを言うようになりました。
【鍔迫合い/つばぜりあい】
鍔(つば)は柄と刃の間にはさんで手を防護する部分。
互いの刀が激しく打ち合われ、鍔同士がガチャガチャ言う(迫り合う)ほど肉薄した状態。
転じて、互いに一歩も譲らないギリギリの状況で戦うことを言います。
【頓珍漢/とんちんかん】
本来、相槌は「トンテンカン」と打ちたいところ、調子が狂って「トンチンカン」となってしまった様子から、転じて「おかしな言動、または人物」を指すようになりました。
頓珍漢は当て字ですが、「いきなり(頓)おかしなこと(珍)を言う・するヤツ(漢)」とは、なかなか言い得て妙です。
バックナンバー
- No.194一番槍、抜け駆け などなど…現代でも使われている”武士の文化”に由来する言葉をご紹介
- No.193かつては”幻の豆”と呼ばれていた山形名物「だだちゃ豆」はなぜ ”だだちゃ” と呼ぶの?
- No.192万年筆の‟万年”っていったい何なの? 万年筆が日本で使われるようになるまで
- No.191もともとは「やよす」?東京の「八重洲」の地名は外国人の名前に由来していた。その名称の変遷を紐解く
- No.190筋子とイクラの違い?ご飯食べるのになぜ「お茶碗」?知ってるようで知らない和の食材【その3】