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「どうする家康」まさか、本当にやっちまった!?第27回放送「安土城の決闘」振り返り:2ページ目
於愛との子・長丸と福松
安土城へお出かけする前、於愛の方(演:広瀬アリス。西郷局)が連れて来た二人のお子様。長丸(ちょうまる)君と福松(ふくまつ)君ですね。可愛い可愛い。
いつの間にか生まれていたこの子たち。長丸は天正7年(1579年)、福松は翌天正8年(1580年)に生まれているので、それぞれ4歳・3歳になっています。
……七年の卯月七日に浜松の城にしては三郎君生れたまふ。是ぞ後に天下の御ゆづりをうけつがせ給ひし 台徳院太政大臣の御事なり。御母君は西郷の局と申。さしつづき翌年この腹にまた四郎君生れ給ふ。是薩摩中将忠吉卿とぞ申き。……
※『東照宮御実紀』巻三 天正六年-同七年「天正七年秀忠生」
(劇中で詳しい言及がなかったのは、特に長丸の存在が築山殿&信康の立場を危うくしたからでしょう)
長丸は後の徳川秀忠(ひでただ)、言わずと知れた江戸幕府の第2代将軍ですね。そして福松は松平忠吉(ただよし)となり、後に関ヶ原の合戦で武勲を立てたり能楽の秘伝を学んだりなど文武両道の名将に成長しました。
於愛の方は天正17年(1589年)に世を去ってしまうため、まだ幼かった彼らは家康の側室である阿茶局(あちゃのつぼね。雲光院)に養育されます。
ちなみにこの阿茶局は武田家臣・飯田直政(いいだ なおまさ)の娘とのこと。天正7年(1579年)に家康の元へ召され、寵愛を受けたそうです。
もしかして、劇中では築山殿事件を機に武田を見限った望月千代(演:古川琴音)が阿茶の局となるのでは……との予想もあるとか。
話を戻して、長丸と福松の成長と活躍が楽しみですね!
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