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「どうする家康」三成の挙兵と茶々の陰謀、そして高笑う神の君…第41回放送「逆襲の三成」振り返り:3ページ目
長い長い直江状。一体何が書かれていたの?
上洛を拒否する上杉景勝。謀叛を疑う家康に対して、上杉家臣・直江兼続(TAKAHIRO)が長い長い反論状を送りつけて寄越しました。
これが後世に伝わる「直江状」。劇中では非常に長い紙をみんなでリレーしながら読んでいましたね。
みんな怒りを露わにしていた通り、その内容は弁解にかこつけた挑発に他なりませんでした。
その原文は非常に長ったらしいため、ごくかいつまんだ意訳で紹介しましょう。
「何かと謀叛の噂があるようで、徳川様が疑われるのも無理はありません。しかし京都洛中と伏見の間にさえあらぬ噂が立つものです。だから、そちらと会津との距離ではどれほど噂が増幅されるか、考えてもみて下さい。実際には大したことはないものです。少し心配性すぎやしませんか?」
「え、武具を集めて守りを固めることが謀叛ですか?いやいや、それって武士として当然でしょう?徳川様は武具を集めず守りも固めないのですか?そんな訳ありませんよね?あぁ。そう言えば近ごろ、上方の皆さんは茶道具を集めるのにご執心なんでしたっけ。そんなもん何の役に立つのやら。これもお国柄の違いってヤツですかねぇ……」
「で、ウチの殿様が謀叛って、本気で言ってるんですか?そんなの、誰が言い出したんですか?ソイツに聞いてご覧なさい。何かやましい事があるヤツに限って、他人を陥れたがるものですから。まったく付き合いきれませんよね……ねぇ?」
「いや、だから上洛しないなんて言ってませんったら。しますよすりゃいいんでしょ?でもまぁ子供じゃないんだから、来いと言われてハイと行けない大人の事情ってものがあるんです。解るでしょ?え、解らない?それじゃあ会津まで迎えに来て下さいよ。待ってますから……」
とまぁこんな調子で言うも言ったり。家康をからかい倒したのでした。
史実性には疑問があるものの、兼続を代表する名エピソードとして、多くのファンに愛されている直江状。原文の正しい訳については、また改めてじっくり紹介したいと思います。
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