- No.145【賛否両論】大河ドラマ『どうする家康』を振り返り見えてきた3つの「どうする」まとめ
- No.144「どうする家康」最後はみんなで海老すくい…最終回放送「神の君へ」振り返り
- No.143【最終回予習】本当に色々(1616年)あったね…徳川家康の死から「神の君」となるまで【どうする家康】
「どうする家康」まさかの主人公ロス!?金陀美具足と兜首……第17回放送「三方ヶ原合戦」振り返り:6ページ目
次週・第18回放送「真・三方ヶ原合戦」
……勝兵先勝而後求戰、敗兵先戰而後求勝……
※『孫子』形篇
【意訳】勝つ者は勝ってから戦い、負ける者は戦ってから勝とうとする。
永年の歴戦から得た兵法のすべてを勝頼にさずけるため、その手腕をいかんなく発揮した信玄。
討死した徳川勢の中には、金陀美具足をまとった者もありました。これが家康討死の報をもたらしたのでしょうが、きっとこれは影武者です。
本作の登場人物中、三方ヶ原で討死するメンバーは本多忠真(演:浪岡一喜)と夏目広次(演:甲本雅裕)の2名。
忠真には「おとっとき」のエピソードがあるので、恐らく夏目広次と思われます(意表をついて、全く無名の雑兵とかだったら失笑しますね)。最期の最期で、ちゃんと名前を覚えてもらえたのでしょうか。
次週の第18回放送「真・三方ヶ原合戦」。もう合戦は終わっているので「実はこうだったんだよ」というタネ明かし的な回想場面が描かれるものと予想されます。
三方ヶ原の真相はいかなるものだったのか……次週も楽しみですね!
※参考文献:
- 『NHK大河ドラマ・ガイド どうする家康 前編』NHK出版、2023年1月
- 『徳川実紀 第壹編』国立国会図書館デジタルコレクション
- 『信長公記』国立公文書館デジタルアーカイブ
- 『日本戦史材料 第二巻 三河物語』国立国会図書館デジタルコレクション
- 黒田基樹ら編『武田氏家臣団人名辞典』東京堂出版、2015年5月
- 武田知弘『「桶狭間」は経済戦争だった 戦国史の謎は「経済」で解ける』青春出版社、2014年6月
- 本多隆成『徳川家康と武田氏 信玄・勝頼との十四年戦争』吉川弘文館、2019年3月
バックナンバー
- No.145【賛否両論】大河ドラマ『どうする家康』を振り返り見えてきた3つの「どうする」まとめ
- No.144「どうする家康」最後はみんなで海老すくい…最終回放送「神の君へ」振り返り
- No.143【最終回予習】本当に色々(1616年)あったね…徳川家康の死から「神の君」となるまで【どうする家康】
- No.142「どうする家康」共に乱世の夢を見ようぞ!第47回放送「乱世の亡霊」振り返り
- No.141二代将軍・徳川秀忠には息子が二人、どちらが将軍に相応しいか家康が課した試験とは?