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遊女を身請けする相場は?鳥山検校(市原隼人)は何者?ほか…【大河べらぼう】2月23日放送の解説&振り返り

遊女を身請けする相場は?鳥山検校(市原隼人)は何者?ほか…【大河べらぼう】2月23日放送の解説&振り返り:3ページ目

鳥山検校(市原隼人)とは何者?

次回で瀬川を身請けすることとなるであろう鳥山検校(とりやまけんぎょう)。

当時の盲人(めしい)は幕府や朝廷から厚く保護されており、中には高利貸しを営んで巨万の富を築く者も少なくありませんでした。

劇中では何だか人格者?のように描かれている鳥山検校ですが、彼もまた悪辣な高利貸しの一人。

苛烈な取り立てに苦しみ、逃げ出したり自ら生命を絶ってしまったりする者が後を絶たなかったと言います。

人物紹介と次回予告にもある通り、瀬川を身請けしたことで注目の的に。巨額が投じられたことから、後に「鳥山瀬川事件」と呼ばれました。

しかし鳥山検校は安永7年(1778年)、これまでの悪行三昧を咎められ、全財産没収&江戸からの追放刑に処せられます。

妻なり妾となっていた瀬川は没落した鳥山検校を見限って離婚したとも、ついて行ったとも言われますが真相は分かりません。

果たして本作ではどんな展開を迎えるのか、今後に注目ですね。

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