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鶴翼の陣で武田信玄を迎え撃った徳川家康。対する信玄は……戦国時代の陣形を紹介【どうする家康】:2ページ目
【八陣】鋒矢(ほうし)の陣形
鋒矢とは鏃(やじり)のこと。部隊を矢印(↑)状に組み、ステータスを突破力に全振りした陣形です。
横も後ろも気にするな、とにかく前へ突き進め!を地で行っており、関ヶ原の合戦で退却する島津軍がこの陣形で徳川の大軍を突破しました。
【八陣】方円(ほうえん)の陣形
大将を中心に、みんなが背中を預け合って丸くなる陣形で、全方位どこにも隙がない強みがあります。
ただし、兵力が全方向へ分散してしまうため、少数の場合そのまま押しつぶされてしまうでしょう。また機動性がほぼない(動くと崩壊する)ため、移動や攻撃には向きません。
【八陣】長蛇(ちょうだ)の陣形
蛇のように長い隊列が特徴です。というより、地形などの事情で何となくのび切ってしまったようにも見えますね。
ただしこの陣形は「常山(じょうざん)の蛇」と言って、弱そうに見えて運用次第で敵を巧みに誘い込み、挟撃や包囲殲滅も可能なのです。
とは言えかなり上級者向け(兵も精鋭でないと実現不能)なので、積極的に採用すべきではないでしょう。
【八陣】衡軛(こうやく)の陣形
衡軛とは牛車の軛(くびき。首木)。牛の首に挟み込む形を模した二列縦隊の陣形です。
敵に向かいながら左右に分かれ、挟み込んで前後に翻弄することを目的とします。山岳戦(谷間に敵を誘い込む時)などに用いられました。
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