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江戸時代には専用の指南書あり。古代人も愛用した女性用”大人のおもちゃ”の歴史

江戸時代には専用の指南書あり。古代人も愛用した女性用”大人のおもちゃ”の歴史

日本における性文化は多様であり、古代から現代にも通ずる趣味・趣向が散見される。性文化は男性だけのものではなく、女性にも同様に存在した。

今回は、女性の性文化に注目し、古代より女性が愛用した性玩具についてご紹介したい。

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張形・張り形(はりかた)

張形とは女性用の性的用具、玩具である。男性器を模した形状が特徴であり、主に自慰行為や性行為の際中に肉体的快楽を得る目的として作られた。

現在では、様々な形状や材質、モーターを内蔵する商品なども存在する。

張形の起源

張形の起源は正確にわかっていないが、飛鳥時代から奈良時代にはすでに存在していたらしい。

張形は日本で生まれたものではなく中国からの伝来品であったとされ、遣唐使が献上品として持ち帰ったものが最初だと考えられている。

古代の中国では、家畜として飼われていた水牛の角を利用して張形が作られていたようで、角内部の空洞に温めた綿を入れ、柔らかくして性道具とした。

2ページ目 張形の需要

 

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