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4月16日は春の土用の丑の日。平賀源内が「うなぎ」と土用の丑の日とを結びつけた理由とは?

4月16日は春の土用の丑の日。平賀源内が「うなぎ」と土用の丑の日とを結びつけた理由とは?:2ページ目

平賀源内と「土用の丑の日」

江戸時代、夏の暑い時期にはうなぎ屋は肝心のうなぎが売れず困っていました。暑い時期は食欲が減退し、うなぎの蒲焼などこってりとして味が濃いものはあまり食べる気になれないのは今も昔もかわりません。

現在のようにうなぎは夏というイメージも定着しておらず、旬である冬に美味しく食べられていたのも原因だったでしょう。

そこであるうなぎ屋が、平賀源内にどうすれば夏でもうなぎが売れるのかを相談したのです。

それに対し、平賀源内は「本日丑の日」と書かれた張り紙を大きな看板に貼って店の前に置くという発案をしました。

これには「丑の日」に「う」のつく「うなぎ」を食べることで縁起が良いという語呂合わせや、鰻を食べると精がつくということで、夏を乗り切るために良いというイメージを植え付ける狙いもあったのです。

有名な学者である平賀源内がそう言っていたということもあり、この宣伝は見事人々の心を捉え、店は繁盛するようになります。同じように商売に困っていた他のうなぎ屋も真似し、それが拡がっていくことで夏の「土用の丑の日」にうなぎを食べるという習慣が根付いていったのです。

3ページ目 うなぎを食べると本当に精がつく?

 

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