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まさに荒行!江戸時代の旅行では1日40㎞も歩く旅人もいた。江戸時代の旅行事情【1】

まさに荒行!江戸時代の旅行では1日40㎞も歩く旅人もいた。江戸時代の旅行事情【1】:2ページ目

お伊勢さんまでの旅路、東海道ってどれくらいの長さ?

初代将軍家康の時代、幕府は東海道のルート上に53箇所の宿(しゅく)と呼ばれる休憩場所を設置しました(※大坂まで伸ばすと57)。この休憩場所は宿駅とも呼ばれますが、宿場と呼んだ方が馴染み深いかと思います。

東海道は江戸から尾張を通って京都まで続き、その長さは126里6町で、メートル法に換算すると約494㎞。整備などにより時代によって度々ルートが変わるため、この数字は資料によって異なります。

当時使われていた長さの単位間の関係と換算値はこちらの通り。
1里=36町=約4㎞(3927メートル)
1町=約109メートル

宿場と宿場との距離は様々で、歩いて半日程掛かる16㎞以上離れている場所もあれば、2㎞弱ほどの走って数分の場所もありました。

江戸時代の旅人は1日約30~40㎞も歩いたと言われています。宿場間の距離は平均して3~4㎞程しか離れていないため、極端に遠い宿場や途中に難所が無い限りは、江戸時代の人達と比べて足腰の弱い現代人であっても余裕で辿り着けそうな距離でした。

3ページ目 将軍の身長で東海道の長さを測ってみた

 

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