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悲恋の伝説!歌人・小野小町と深草少将の「百夜通い」が切なすぎた

悲恋の伝説!歌人・小野小町と深草少将の「百夜通い」が切なすぎた

日本の歴史上、文学史上において、切ない恋や悲しい恋をテーマにしたものは数多くあります。今回はそのなかのひとつである小野小町と深草少将の「百夜通い」について詳しくご紹介したいと思います。

小野小町とは?

小野小町は、平安時代の中期に活躍し、六歌仙のひとりでもある女流歌人です。彼女の詳しい系譜などはわかっていませんが、絶世の美女としてのエピソードが残っています。彼女は、情熱的であることが特徴。

大友黒主(おおとものくろぬし)という歌人は、彼女と歌合せをしたときに、彼女の歌の方が評判が良かったことから、「小町の歌は万葉集の盗作である」と批判したと言われています。

ちなみに小野小町は、歌だけでなく書道、踊り、琴などの才能も豊かだったとか。

深草少将とは?

深草少将(ふかくさのしょうしょう)は伝説上の人物で、「小野小町に対する愛情が深い男性」ということから、後世で世阿弥ら能作者が創作しました。深草・墨染の欣浄寺(京都市伏見区)に屋敷があったともされています。

2ページ目 悲恋!?「百夜通(ももよがよ)い」とは?

 

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