悲恋の伝説!歌人・小野小町と深草少将の「百夜通い」が切なすぎた:2ページ目
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悲恋!?「百夜通(ももよがよ)い」とは?
小野小町に熱心に求愛していた深草少将。そんな彼を疎ましく思っていた小野小町は、彼に「私のもとを百夜訪ねてきてくれたら、あなたの心に従いましょう」と条件を出します。小野小町は、彼に自分のことをあきらめさせるためにこのような無謀とも思える条件を出したのです。
しかし、深草少将は言われた通りに、毎晩小野小町のもとへ通います。深草から小野小町のいる小町の里まで、雨の日も約5kmとも(説によっては6kmとも)言われる距離を通い続けました。
ひたすら通い続けた深草少将。しかし、あと一夜というところで、大雪に見舞われてしまいます。疲労も重なり、なんと彼は力尽きてしまいます。
中世以降、この伝説は小野小町の恋愛を象徴するものとして、広まっていきました。
いかがでしたか?この記事が、みなさんが少しでも日本文化や歴史の面白さに興味を持つきっかけになれば嬉しいです。
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