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「馬鹿(バカ)」の語源はサンスクリット語? 実はこんなにあった語源説。あなたはどれを支持する?:2ページ目
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そのような中で、馬鹿が、「無知」や「迷妄」を意味するサンスクリット語、「baka」「moha」の音写「莫迦(ばくか)」「募何(ぼか)」から来たのではないか、とする説があります。
この「馬鹿」の語源、サンスクリット説は、広辞苑や多くの辞典などで採用されている説で、一般的にも広く知られているようです。
後々、「莫迦(ばくか)」「募何(ぼか)」が、「母娘」「馬娘」「馬鹿」などと当て字されるようになり、いずれかの時期に、「馬鹿」として一般的に浸透するようになったのではないでしょうか。サンスクリット起源を支持するなら、その背景には仏教文化がありそうですね。
言葉の意味や使い方は、時代に合わせて変遷を遂げ、やがて、複数の意味を持つようになります。
この「馬鹿」という言葉も、長い時間をかけて変化したために、その由来を知ることが
難しくなってしまったようです。
参考
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