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なぜ「東京」という名前に?他の候補地もあった?「江戸」が「東京」になった日
「東京」という名前の由来
「東京」という名前は、京都に対して東にあるから(「東の京」=「東京」)という理由で付けられました。なお、当初は表記も「東京」と「東亰」の2種類があり、読み方も「とうきょう」と「とうけい」の2つがあったそうです。
漢字とその読み方は、明治中期ごろに統一され、現在私たちが使うように「東京(とうきょう)」となりました。
明治維新のずっと前に「東京」という地名を発案した人物がいた!?
「東京」という名前が使われるようになったのは明治維新のとき、と先ほどご紹介しました。しかし、それ以前にも「江戸」を「東京」と呼んだ人物がいました。
それは、江戸時代後期の学者であった佐藤信淵(さとうのぶひろ)。1823年(文政6年)に、『宇内混同秘策(うだいこんどうひさく)』という著書の中で、江戸を東京、大坂を西京とする東西両京論を発表していたのです。これは、黒船来航の約30年も前のことです。
いかがでしたか?この記事が、みなさんが少しでも日本文化や歴史の面白さに興味を持つきっかけになれば嬉しいです。
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