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タヌキの金玉はなぜ大きいの?誰がいつ最初に言ったんだ問題を解決(実際は小粒):2ページ目
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「狸の金玉 八畳敷き」。この言葉がどのようにできたかと言うと、江戸時代の金細工の職人が金箔を作る際に、4gにも満たない金を狸の皮で包んで叩くと、その金が八畳敷きの大きさにまで広がるということから、大きく広がったものの例えに使われるようになったと言われています。要するに狸の皮はよく伸びるんです。
ですので、
狸の皮すごい伸びる → 狸の金玉の皮すごい伸びる → 狸の金玉の袋大きい → なら、中身も大きかろう
または、
狸の金箔 八畳敷き → 狸の金玉 八畳敷き
というように変換されていったのだと推測します。どちらにせよ下ネタ好きな人物が言葉遊びでやらかした結果、広まったものだと考えられます。
信楽焼の狸の置物から広まった説
狸と言えば、信楽焼の狸の置物を思い浮かべる人も多いと思いますが、あの置物も金玉を大きく誇張して作られていますよね。
狸の金玉大きい問題は、信楽焼の置物から広まったのかとも考えましたが、実はあの置物は明治時代に藤原銕造(ふじわらてつぞう)という陶芸家によって初めて作られたものなので、江戸時代の金細工の職人の説よりも後になるんです。
ちなみに狸の置物は縁起物で、金玉の袋が大きいのは金運を願っているため。金が玉(たま)りますように。
まとめ
”狸の金玉が大きい”と言われるのは、江戸時代の金細工の職人の言葉に端を発してできたものだったんですね。
江戸時代は判じ絵などからもわかるように言葉遊びがとても盛んでしたから、そういった文化の絡みもあって人々は面白おかしく、ユーモアたっぷりに使っていたのでしょう。
最後に、以前紹介した歌川国芳のタヌキ特集をどうぞ!
歌川国芳お下品すぎwww 国芳が描いた狸絵が尋常じゃないほどやらかしている件
江戸時代の絵師 歌川国芳。葛飾北斎や歌川広重と並ぶほど人気の高い絵師で、Japaaanではこれまでに何度も国芳の作品を紹介してきました。最初に断っておきますが今回紹介する作品は作風がNGな方はスルーし…
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