なんとシカの頭を75頭、ウサギを串刺し…諏訪大社で行われる謎の奇祭「御頭祭」はユダヤ教と関係?:2ページ目
ご神体「守屋山」と「御神」に共通するユダヤ伝説
現代の説明では豊作祈願の神事とされていますが、他の日本の一般的な豊作祈願とは一線を画すといえるでしょう。鹿による農作物被害を減らすために、近隣住民が鹿を神にお供えしたことから始まったという説もありますが、しかし75頭も必要でしょうか?
実は諏訪大社と守屋山にはユダヤ人伝説やユダヤ教の儀式と類似点があるのでご紹介します。列挙すると…
・「モリヤ」はユダヤ人の国イスラエルの首都エルサレムにある山の名前と同音。
・「御神」の「神官が小刀で刺そうとした瞬間に止めて子供は解放される」というくだり
が、旧約聖書の「イサクの生贄」にそっくり。それは…
「神がアブラハムに『あなたの一人息子のイサクをモリヤ山で生贄にしなさい』と命じて、アブラハムが泣く泣く我が子に手をかけるときに神がそれを止めた」
という物語で、信仰を試すもの。
アブラハムは代わりに藪に角をひっかけた山羊を生贄にした。この儀式はユダヤでは「イサクの燔祭」といって最重要な儀式となっている。
・御頭祭は別名「ミサクチの祭」と呼ばれているが「ミサクチ」はヘブライ語で「ミイツハク」に似ており「イサク由来の」という意味である。
ではなぜこのような類似点が発見され、諏訪がユダヤとの関係があるのではと疑問が抱かれたのか、順を追って説明します。