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史実にはない?清少納言との出会い。大河ドラマ「光る君へ」2月11日放送の気になるトピックを振り返り!

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さて、今週のF4は?

花山天皇の治世において、藤原義懐ら側近グループに取り入るか、あるいは右大臣家につくか。若き俊英らは悩んでいました。

藤原行成(渡辺大知)……右大臣家(でなければ道長に通報しない)

藤原斉信(金田哲)……義懐グループ(妹の伝手を頼みにしたいが……)

藤原公任(町田啓太)……検討中(関白家の盛り返しを図りたい。どっちにつくのが有利か)

と言ったところでしょうか。

劇中では酒と女で接待し、彼ら自身よりもその父親が目当ての義懐に対し、自分たち自身の才覚と意欲を評価してくれた道隆。これは有能な若者ほど、右大臣家になびくのではないでしょうか。

せっかくなので、彼らの漢詩から読み取れるメッセージについても、ざっくり振り返っておきましょう。

藤原行成
「先代・円融天皇の治世を思い出す。花山天皇自身はともかく、その側近たちは新しい世に不釣り合いだ」

藤原斉信
「この若き才能を、存分に活かして欲しい。すでに人生の1/3も過ぎてしまったのだから。妹の伝手で立身したいが、才能を評価してくれるなら、別の選択肢も考える」

藤原公任
「花山天皇の政治は、貞観の治(唐の太宗皇帝による理想的な政治)を彷彿とさせる。何の不満があるだろうか。あるとするならば、その側近たちに問題がある」

みんな、そこはかとない不満と野心が感じられます。道隆はこれを巧みに酌みとったのでした。

あと、劇中ではじっくり鑑賞できませんでしたが、それぞれの筆跡も実に味わい深いものでしたね。

特に後世「三蹟」の一人に挙げられる行成の(手)タレントさんは、毎回緊張しているのでしょうか。

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