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三郎(道長)がミチカネの弟だったなんて……大河ドラマ「光る君へ」1月28日放送の重要トピックを振り返り!

三郎(道長)がミチカネの弟だったなんて……大河ドラマ「光る君へ」1月28日放送の重要トピックを振り返り!:3ページ目

一、布一反を百文、銅一斤を六十文

さて、劇中で花山天皇が命じていた布一反が百文、銅一斤が六十文という価格設定。これが沽売法ですね。他の物品についても決めていたと思います。

現代人にはこれがどのくらいの相場なのかピンと来ませんが、調べてみると一文は時代によって令和現代の20~30円に相当するようです。

それに当てはめると、布一反が2,000~3,000円、銅一斤が1,200~1,800ということになります。

ところで布一反とは、およそ幅37センチ×長さ12.5メートルの布で、着物一着を仕立てるのに必要な量なのだそうです。

また銅一斤とは、時代や地域によって差はあるものの、約600グラムとのことでした。

この事から、着物一着の原価は2,000~3,000円、銅600グラムで1,200~1,800円になります。

これに人件費や消耗品費、そして利益が上乗せされて価格が設定されるのですが、実際の服はどのくらいの価格で取引されたのでしょうね。

また、この価格設定を庶民たちがどのように受け入れたのか(好評?不評?)、リアクションも見たかったところです。

平安時代における民の暮らしぶりもなかなか見られないため、これからも楽しみにしています。

4ページ目 五節舞について

 

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