超激レア世界最古の将棋駒「醉象」とは?日本の歴史に深い関係がある将棋の起源や秘密を紹介:2ページ目
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王将と玉将の秘密
将棋とは、上位者が「王」を使用し下位者が「玉」を使用して行うゲームです。しかし、1993年興福寺境内で発見された駒からは「王」が見つかりませんでした。
というのも、世界最初の王将が誕生したのは、北朝と南朝という2人の天皇がいた「南北朝時代」のことだったからです。
当時は「天に二君なし」と言い、「世に2人以上の王がいるべきではない」と言う考え方が一般的であり、北朝と南朝2人の天皇は「真の王の座」をかけて争っていました。
そうした時代背景が将棋にも影響し、「王将」と「玉将」といった2つの王を作ることで差別化を図ったと言います。
将棋の駒の種類や枚数
現在、一般的に流用されている将棋は「本将棋」と呼ばれるもので、盤は縦9 × 横9マスで、駒は「玉(王)」「金」「銀」「桂」「歩」「飛」「角」「香」の8種類、双方合わせて40枚です。
「飛」が成った「龍」は「本将棋」で最強と言われており、タイトル戦である竜王戦の名前の由来にもなっています。
また、中には「大局将棋」と呼ばれる超大型将棋の将棋が存在しており、盤は縦36 × 横36マス、駒の数は双方合わせて、209種類804枚にもなります。
平安時代から愛されている将棋は、時代によって変化しながら親しまれてきました。
藤井聡太氏の対局を観覧したり、「鬼滅の刃 こどもしょうぎ」を家族や友人と楽しんだりしながら、ぜひ将棋の歴史にも目を向けてみてください。
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