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なぜ流鏑馬と書いて「やぶさめ」と読むの?その語源や豆知識を紹介します!

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扇役(おうぎやく)

定員:2名(馬場のスタートとゴールに1名ずつ配置)
スタート地点から「出走するぞ」と扇で合図を送り、ゴール地点で「コース(馬場)に異常なし」と扇で合図を返す役です。
大きな扇を舞わす(回す)優美な仕草は、流鏑馬における見どころの一つとなっています。

旗持(はたもち)

定員:2名(本陣に控える)
陣中に威儀を示す紅白の旗を奉持(ほうじ。奉げ持つ)する役で、とてもカッコいいため、所役における花形の一つです。
ただし、流鏑馬の最中は立ちっぱなしなので、少し退屈に感じるかも知れません。

太鼓(たいこ)

定員:1名(本陣に控える)
文字通り、合図の太鼓を規定通りに打ち鳴らす役です。
張りのある太鼓の音が響くたび、次の騎射に期待が寄せられ、これもカッコいい人気の役どころでした。

終わりに

当日、教育係の方より「一般の方にはボランティアの皆さんも『武田流の門人』として見られ、私たちもそのように扱いますので、今日この場限りとは言え『武田流の門人』としての自覚と誇りを以て臨んで下さい」という指導を受けたのが印象的でした。

往時の鎌倉武士たちも栄誉とした流鏑馬が、坂東武者の心意気を伝える武家文化として、今後も末永く継承されていくことを願っています。

 

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