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なぜ流鏑馬と書いて「やぶさめ」と読むの?その語源や豆知識を紹介します!

なぜ流鏑馬と書いて「やぶさめ」と読むの?その語源や豆知識を紹介します!

矢馳馬が「やぶさめ」に

流鏑馬の語源は「矢馳馬(やばせめ)」すなわち騎射を表わす言葉が、時代と共にこなれて「やぶさめ」になっていったものと考えられています。

一方の漢字表記については「走りながら(流)鏑矢を射る(鏑)馬術(馬)」というニュアンスの当て字であり、読み方と直接的な関係は薄いようです。

しかしこうした言葉に漢字を当てる昔の人のセンスは絶妙で、日本語は話すだけでなく、書く美しさも兼ね備えていることを実感します。

余談ながら、鏑矢(かぶらや)とは先端に蕪(かぶら。かぶの古称)のように丸いパーツ(鏑)をつけた矢で、射放つと笛のように音が鳴る仕掛けや、鏑の先端に鏃(やじり。矢尻)を取り付けたものなど、様々なバリエーションがあります。

3ページ目 豆知識:流鏑馬に携わる「所役」あれこれ

 

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