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なぜ流鏑馬と書いて「やぶさめ」と読むの?その語源や豆知識を紹介します!

なぜ流鏑馬と書いて「やぶさめ」と読むの?その語源や豆知識を紹介します!

豆知識:流鏑馬に携わる「所役」あれこれ

さて、流鏑馬を執り行うには騎手だけでなく、様々なサポート(所役)を要しますが、「鎌倉まつり」ではその一部を公募市民が担当させてもらえます。

筆者も一度体験する機会に与れたので、どんなことをしたのか紹介したいと思います。

公募市民による所役は以下の通りです。
一、 的目付
一、 的立
一、 幣振
一、 矢取
一、 扇役
一、 旗持
一、 太鼓

的目付(まとめつけ)

定員:3名(一の的から三の的まで、各的に1名ずつ配置)
文字通り的の管理人(目付)で、主に射られた矢の的中判定を担当します。
実際には武田流の門人の方がついてサポートしてくれました。

的立(まとたて)

定員:3名(各的に1名ずつ配置)
文字通り的を立てる(セットする)役で、筆者の参加時は的目付と兼任でした。
的目付は基本的に座りっ放しなので、程よく身体を動かせていい感じです。

幣振(へいふり)

定員:3名(各的に1名ずつ配置)
的奉行の傍に控えて、矢が的中すると、進み出て手に持った幣(へい。ぬさ)を上下に振って本陣(運営本部)に的中を知らせます。

矢取(やとり)

定員:3名(各的に1名ずつ配置)
騎手の射放った矢を回し、騎手にそれを渡す役目です。
一見地味ですが、騎手は馬上から矢を受けとるため「馬が好きなので、近づけて嬉しかった」と好評の声が主に女性陣から多く出ていました。

4ページ目 扇役、旗持、太鼓…

 

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