除夜の鐘は何で百八つ?除夜の鐘で祓われる煩悩の「内訳」を紹介!:2ページ目
除夜の鐘・煩悩の「内訳」
まず、人間を構成する六つの要素「六根(ろっこん)」があります。
具体的には眼(げん、視覚)・耳(に、聴覚)・鼻(び、嗅覚)・舌(ぜつ、味覚)・身(しん、肉体)・意(い、精神)を言います。
※または「六境(ろっきょう)」という人間の感じる六つの感覚(色、声、味、香、触、法)で表わすこともあります。
次に、この六根に好(こう、快感)・悪(あく、不快感)・平(へい、無感)という3パターンのテンションが加わると、18パターンに分かれます。
更に、その18パターンにそれぞれ浄(じょう、清い=仏様の御心に適う)と染(せん、汚い=仏様の御心に適わない)の2パターンがあって36パターンとなりました。
そして最後に、その36パターンそれぞれに前世・今世・来世の3パターンを乗じて108。
6(六根or六境)×3(好悪)×2(浄染)×3(前今来世)=108
これが、除夜の鐘で撞き祓われるべき煩悩のすべてとなります。