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自由恋愛NG!時には武将も農作業!?戦国大名の家臣たちのリアルな日常生活を解説【今さら聞けない戦国時代】

自由恋愛NG!時には武将も農作業!?戦国大名の家臣たちのリアルな日常生活を解説【今さら聞けない戦国時代】:2ページ目

農作業と結婚

では、家臣たちは自分自身が農作業に従事することはあったのでしょうか。

これについては、城持ちの上級家臣は別として、在地性の強い土豪クラスの者は農作業に従事していたようです。当時の史料には、自分で耕作することが手作などと記されています。

太閤検地や刀狩りにより「兵農分離」が進んだとはいわれていますが、ことは簡単ではありませんでした。

実際には「兵農未分離」の状態が長らく続き、完全に達成されるには長い時間を要したのです。

次に、結婚について。戦国時代の結婚はほとんどが政略結婚であり、自由恋愛によるものは基本的に認められていませんでした。

無断で結婚してはならないことは、駿河の大名・今川氏親が大永6年(1526)に制定した分国法『今川仮名目録』33条などの武家家法にも規定されています。

家臣が勝手に他家と結婚すると、徒党を組み敵対する恐れがあったので、それを防ぐ意味があったのです。

3ページ目 家臣たちには学問や教養も必要

 

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