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自由恋愛NG!時には武将も農作業!?戦国大名の家臣たちのリアルな日常生活を解説【今さら聞けない戦国時代】

自由恋愛NG!時には武将も農作業!?戦国大名の家臣たちのリアルな日常生活を解説【今さら聞けない戦国時代】:3ページ目

教養も必要

それから、当時の家臣たちは学問や教養を必要としていました。

尼子氏の家臣である多胡辰敬は、『多胡家家訓』の中で学問(教養)の重要性を説いており「学問のない人は理非(正と悪)の判断すらできない」とまで言っています。

つまり、自身の資質を高めて国を治めるうえで、戦国大名の家臣たちにとって学問や教養は必須だったのです。

周防国の大内氏や越前国の朝倉氏は、京都から知識人である公家を招き『論語』などの中国の古典の講義を受けていたほどです。

それは、彼ら自身が深い教養を身に付け、自らの権威を高めたかったという側面もありました。

同時に和歌や連歌なども、主君・君主ともに必要な教養として位置づけられており、播磨の赤松義村は、京都から公家の冷泉為広を招き、家臣も同席した上で講義を受けています。

能登の畠山氏の家臣の中には、冷泉家に弟子入りを認められる者も存在したほどです。神保氏、温井氏、遊佐氏らは冷泉家に誓状を提出し、決して和歌の道を疎略にしないと誓っています。

参考資料:『歴史人 2022年5月号増刊 図解 戦国家臣団大全』2022年5月号増刊、ABCアーク
画像:photoAC,Wikipedia

 

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