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作家デビューしたまひろ、娘に原稿を燃やされスランプに…大河ドラマ「光る君へ」8月4日放送振り返り

作家デビューしたまひろ、娘に原稿を燃やされスランプに…大河ドラマ「光る君へ」8月4日放送振り返り:4ページ目

藤原惟規が務めている内記って?

為時「内記の務めはどうだ?」

惟規「どうってことはありませんよ。淡々と過ぎていくだけです」
「これでも左大臣様直々に位記の作成を命じられたりしているんですよ」

長保6年(1004年。寛弘元年) 1月11日に少内記(しょうないき)となった藤原惟規(高杉真宙)。相変わらずのんびりマイペースに過ごしていました。

内記(ないき、うちのしるすつかさ)とは内務省(なかつかさしょう)に属し、天皇陛下の詔勅や宣命、行動記録や位記の作成などを担当しました。

しかし内記には天皇陛下のプライベート空間である内裏に立ち入る権限がないため、天皇陛下との接触機会が少なく仕事が円滑に進まない状態が続きます。

やがて蔵人所が創設されると天皇陛下は接触機会の多い蔵人らを通じて勅旨を下すようになりました。

内記は新たな職掌≒存在価値を与えられないまま、太政官の命令を起草する外記(げき、とのおおいしるすつかさ)に吸収されてしまいます。

そんな内記は以下のメンバーで構成されていました。

大内記(正六位上)定員1名
少内記(正七位上)定員2名
史生(無位)定員4名
※大同元年(806年。延暦25年)まで中内記が存在。正七位上に相当、定員は2名。廃止後に史生が設置される。

劇中では「寝坊したから出勤するのがめんどくさくなった」と相変わらずな惟規。父・為時のため息に同情してしまいます。

実際の惟規はもう少し真面目だったとおもいますが、今後も彼の活躍に期待しましょう。

5ページ目 小ネタちょいちょい

 

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