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将軍・徳川綱吉の時代に3度もの大火災…江戸時代の「元禄の大火」はなぜ起きた?:2ページ目
大火の典型例
江戸時代、特に日本橋や京橋では二、三年に一度は大火が発生していました。
その最も大きな理由が「気象」です。当時の火災・大火は、まず、冬~春先にかけて季節風が吹き、降雨もない場合によく起きました。
それから春先や秋口の、日本海側を強い低気圧が通過して強風が吹く時期も同様です。実際、研究でも当時の大火のピークは9月から翌年の3月までで、それ以降は件数が急速に減るというサイクルだったことが分かっています。
このように、季節の変わり目の、風が強い時期や乾燥しやすい時期に火災が発生しやすいのは今も昔も変わりません。例えば昭和期に発生した函館大火や酒田大火などは、どちらも海に面した町で、冬場の強風が吹きつけたことで大規模火災に発展しています。
元禄の大火と呼ばれる三つの大火も、どれも火災の発生率がピークを迎えるシーズンに発生しており、いわば「江戸時代の大火」の典型だったと言えるでしょう。
しかし原因はそれだけではなく、当時の江戸では急激に人口が増加しており、それに伴って木造の家屋がたくさん建てられていたことも、火災の頻発と被害拡大の要因になりました。
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