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どうする飲料水!?神田上水、玉川上水、本所上水……江戸の暮らしを支えた「江戸の六上水」

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その後も、17世紀末までに「本所上水」「青山上水」「三田上水」「千川上水」などが開かれ、「神田上水」「玉川上水」と合わせて「江戸の六上水」と称されました。以下「江戸の六上水」の開通時期をまとめたものです。

  • 神田上水 慶長年間(1596~1615)頃に開通
  • 本所上水 1659(万治2)年開通
  • 玉川上水 1653(承応2)年開通
  • 青山上水 1660(万治3)年開通
  • 三田上水 1664(寛文4)年開通
  • 千川上水 1696(元禄9)年開通

「亀有上水」は中川を水源としたもので、本所・深川の振興開発地域に給水しました。残りの三上水はいずれも「玉川上水」の分水で、「青山上水」は青山方面、「三田上水」は高輪など江戸西南部、「千川上水」は小石川御殿や寛永寺近辺に給水しました。

これらの上水は、地中に埋められた木樋を通して、江戸市中に供給され、井戸にたまる仕組みとなっていました。人々は、井戸二たまった水をつるべで汲み上げ、生活に使用したのでした。こうして江戸市中に飲料水が確保されるようになっていったのです。

参考

「江戸の上水」『お江戸の科学』

伊藤 好一『江戸上水道の歴史』(吉川弘文館 2010)

 

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