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江戸時代、吉原の遊女が髪を洗えるのは月1度。その日は営業も夕七つ時までお休みの特別な日:2ページ目
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洗髪日は妓楼の営業も夕七つ時までお休み
しかも江戸時代には、現代のようなシャンプーや食器用洗剤はありません。その代わりに熱いお湯に溶かした「布海苔(ふのり)」に「うどん粉」などを混ぜたものがシャンプーとして使われていました。
その準備も、なかなか手間がかかります。さらに妓楼の場合、髪の長い遊女たちが同時に髪を洗うわけですから、当然お湯も大量に必要となります。
また1793(寛政5)年に書かれた洒落本『取組手鑑(とりくみてかがみ)』に、吉原の洗髪日について
かみあらい日は、二十七なり、
(中略)庭のおおがまでたくゆへ、二かい、しんとしているゆへ、ま木のはねる音きこへるなり…
とあるように、吉原遊郭では毎月27日を洗髪日と定めていたようです。
この日は朝から大釜でお湯を大量に沸かし、高級遊女から順に髪を洗いました。妓楼の営業も夕七つ時(16時)までの昼見世はお休みとなるほどの大仕事でしたが、遊女たちにとっては月に1度のサッパリできる楽しみな日だったのだそうですよ。
参考
- 江戸時代の洗髪事情
- 【画像あり】遊女の1日が ちっとも華やかでなかった【万年寝不足】
- 本当は臭かった花魁など、江戸時代の女性
- 【うどん粉で洗髪】江戸時代は石鹸や洗剤として意外な物を使っていた!【灰で食器洗い】
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