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桃太郎といえば岡山県…じゃなかった!?山梨県大月市に伝わる桃太郎伝説とは?

桃太郎といえば岡山県…じゃなかった!?山梨県大月市に伝わる桃太郎伝説とは?:2ページ目

岡山=桃太郎は昭和以降

あれあれ~と思い調べてみると、桃太郎伝説が岡山と深く結びついたのはなんと昭和以降のこと!割と最近なんですね。

桃太郎が岡山発祥説は、難波金之助という塑像家が提唱した説で、当時は注目されていなかったそうです。しかし昭和37年に岡山県で開かれた国民体育大会で、県のシンボルとして使われ爆発的に定着したとのこと。

この説は「崇神天皇の時代に大和朝廷から吉備(岡山県)へ征討におもむいた四道将軍の一人、吉備津彦が桃太郎のモデル」とするもの。具体性があり何やら説得力も感じることから広く定着したのでしょうね。

しかし崇神天皇の伝説の拠り所となる『日本書紀』や『古事記』には、「四道将軍の一人として吉備津彦命を任命」という記録はあるものの、吉備地方への侵略や征服の記述はないそうです。

確かに吉備と黍(きび)の音も一緒だから、結びつけたくなるのもわかりますねぇ・・・。

桃太郎伝承はいつから?

物語としての成立年代は正確には分かっていません。口承文学として室町時代末期から江戸初期に確立し、その後は草双紙(絵入りの娯楽本)などの読み物として定着していきました。現存最古の文献は享保8年の『もゝ太郎』とされています。

岡山から東北まで全国各地で同じような伝説が語られており、どこが発祥かははっきりとは判明していません。

3ページ目 大月の桃太郎伝説

 

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