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桃太郎といえば岡山県…じゃなかった!?山梨県大月市に伝わる桃太郎伝説とは?

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なかでも猿橋は「岩国の錦帯橋」「木曽の棧(かけはし)」と並ぶ日本三奇橋のひとつと呼ばれており、橋脚を全く使わない特殊な構造だそうです。歌川広重の「甲陽猿橋之図」や十返舎一九の「諸国道中金之草鞋」などにその珍しい構造が描かれています。

猿橋の伝説は、西暦600年ごろ百済からやって来た志羅呼(しらこ)という造園博士が橋の建設の苦心していたところ、猿が体をつなげあって対岸に渡っていく姿をみて、着想を得て造ったといわれています。

大正時代には猿橋駅で「桃太郎もち」が売られており、そのことから大月では桃太郎伝説発祥の地を自認していことがうかがえますね。この桃太郎もちは一度販売終了していたものの、2017年になり再販売されています。

世間に大月桃太郎説が広く行き渡っていた裏付けとして、背景に富士山が描かれている菱川春宣の『夜伽桃太郎』(明治23年〈1890〉)=写真上=などの錦絵もあります。
知る人ぞ知るディープな桃太郎スポット、一度訪れてみてはいかがでょうか。

参考:大月市観光協会

 

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