日本の伝統文様にはしっかりと意味がある!知られざるおもしろエピソードもご紹介
1度は見かけたことがある!有名アニメの伝統文様
市松(いちまつ)
意味:子孫繁栄、事業拡大
アニメ『鬼滅の刃』で、主人公・竈門炭治郎が着用している羽織として知っている方は多いと思います。
チェック柄と同じ模様で元々は「石畳」と呼ばれていましたが、歌舞伎俳優・佐野川市松がこの模様の袴を愛用していたことで、その役者の名前を取って「市松模様」と呼ばれるようになりました。推しとお揃いの衣装を着たい!という女性の願望は当時から存在し市松模様は大流行していたようです。
この模様は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムにも採用されていますね。
市松模様はフランス語でダミエというのですが…..
それについてはまた後ほど…..
麻の葉(あさのは)
意味:魔除け、子供の成長と健康
こちらもアニメ『鬼滅の刃』で炭治郎の妹・竈門禰豆子の羽織の柄として知られていますね。
正六角形が続く麻の葉の形に似せた模様で、古くから植物の麻は神聖なものとして神事に用いられていました。麻は4ヵ月で4mになるほど真っ直ぐにグングン成長していくので、 昔は子供の寿命が短かったことから魔除けの意味をこめ、生まれてきた赤ちゃんには麻の葉柄の服を着せる風習がありました。
アニメでは市松模様、麻の葉模様の他に、我妻善逸の「鱗文(うろこもん)」冨岡義勇の「毘沙門亀甲(びしゃもんきっこう)」など、そのキャラクターにあった模様の意味が込められているのではないでしょうか??