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日本の伝統文様にはしっかりと意味がある!知られざるおもしろエピソードもご紹介

日本の伝統文様にはしっかりと意味がある!知られざるおもしろエピソードもご紹介

世界的有名ハイブランドと日本の伝統文様

七宝(しっぽう)

意味:円満、調和、ご縁、繁栄、商売繁盛

皆さん小学生の時にコンパスの練習でこんな柄書きませんでしたか??
あの世界的に有名なハイブランド『ルイ・ヴィトン』のデザインにも似ているような….

実は1867年にパリ万国博覧会で日本の文化が世界に広まり、特にフランスでは日本ブームが起こりました。ルイヴィトンはその影響を大きく受けたと言われています。

ルイヴィトンのデザインは2種類ありますよね!
1つ目はモノグラム柄。
モノグラム自体は日本の着物柄の小紋を題材にしているようで、丸の中に星がデザインされたマークは、薩摩藩・島津家の家紋からとったものだそうです。

2つ目は先程少しご紹介したダミエ柄です。ダミエ柄は市松模様を再現していると言われているんですよ。

 

若者に流行中の大正ロマンと伝統文様

矢絣(やがすり)

意味:不幸なことを排除し幸せを射抜く、邪気を払う

1970年代後半に大流行した少女漫画『はいからさんが通る』の主人公・花村紅緒が着用していたことをきっかけに、矢絣の着物に海老茶色の袴、黒のブーツは卒業式の定番スタイルでした。現代でも劇場版アニメやドラマ、舞台で公演されるほど人気作品ですが、「ハイカラ」とはいったいどういった意味なのでしょうか?

ハイカラ=ハイカラー(high collar)=高い襟
明治時代後半から日本でも西洋文化が流行し始め、当時欧米ではワイシャツの襟が高くそれが流行のシャツの着こなしでした。そこから衣服や食など、西洋文化を取り入れた生活を送る人々のことをハイカラと呼んだそうです。当時はあまり良い意味ではありませんでしたが、現代では流行に敏感な人、おしゃれな人の意味合いがあり、大正ロマン、レトロなアンティーク調の着物コーデなど人気となっていますね。

時代は遡り、江戸時代で矢絣は、大奥の女中が身につけていたことで大変憧れられていました。矢を射ると真っすぐ前へしか飛ばず戻ってくることがない為、結婚の際、出戻りせずに幸せに過ごしてほしい。という願いを込めて、矢絣の着物を花嫁に持たせる
こともあったようです。

3ページ目 シルクロードを経て日本に伝わった伝統文様

 

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