日本の伝統文様にはしっかりと意味がある!知られざるおもしろエピソードもご紹介:3ページ目
シルクロードを経て日本に伝わった伝統文様
唐草(からくさ)
意味:繁栄、長寿、縁つなぎ
泥棒….
そんなイメージがついてしまった理由は、明治から昭和にかけて大判風呂敷といえば唐草模様というほど、どの家庭にも必ず1枚はある人気商品だったからです。泥棒はまず盗む家から唐草の風呂敷を見つけ、そこに荷物を入れて運び出していたそうです。みんなが持っていれば外に出ても怪しまれませんよね。
模様は生命力の強いつるが絡み合いながら四方へ伸びていく柄で、唐草の発祥はメソポタミアやエジプトから各地に伝わったと考えられています。
青海波(せいがいは)
意味:未来永劫・平穏
青海波の発祥は古代ペルシャで、広い海がもたらす恩恵を感じさせる穏やかな波がどこまでも続いている様子を描いています。
スマホの左上見てみてください!!
似たようなWi-Fiのアイコンがありませんか?
Wi-Fiは世界共通ですが、果たしてこれはどんな意味が込められているのか気になりますね。
最後に
今回ご紹介した6つの柄は、吉祥文様(きっしょうもんよう)といって繁栄や長寿を表し縁起が良いとされています。吉祥文様まだまだありますが、着物や帯、工芸品、建築、お祝いの品、日用品などいたるところに描かれているので、普段の生活でもぜひ発見してみてください♪