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日本初の競馬はなんと江戸時代!政治家・西郷従道がオーナーになった馬「ミカン号」が可愛すぎ♡

日本初の競馬はなんと江戸時代!政治家・西郷従道がオーナーになった馬「ミカン号」が可愛すぎ♡

この競馬に日本人が加わるのは、1875(明治8)年のこと。横浜レースクラブがこの年に日本人の加入を認め、同クラブの名誉会員には宮家が、正会員には西郷従道・松方正義・伊藤博文といった明治新政府の重鎮が名を連ねました。

特に西郷は、単に会員になっただけではなく、日本人で初めての馬主にもなりました。さらに同年11月4日に根岸競馬場で開催されたレースに出場し、見事勝利をおさめました。

馬の名前は「ミカン号」といい、当時、日本の政治や社会を精査した風刺漫画雑誌「ジャパン・パンチ」の風刺画には、愛馬にまたがる西郷の顔が、ミカンに見立てて描かれています。

西郷従道については、これらの記事もご参照ください。:

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横浜レースクラブは、1880(明治13)年に日本レースクラブと改称し、毎年、春秋2回の根岸競馬を開催しました。

1884(明治17)年には、共同競馬会社が、上野の不忍池の周辺に長さ1700メートル・幅18メートルの競馬場を作りました。こうして、同年10月24日、皇族をはじめ会員を招いての競馬会をスタートさせたのです。明治天皇も、教育や軍馬の改革などに役立つとして競馬を奨励しました。

1890(明治23)年の第3回内国勧業博覧会では、特別に天皇もご覧になった臨時競馬大会が催されました。これが、天皇賞の始まりとされています。

参考

 

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