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「7つまでは神のうち」怖くて哀しい意味もある七五三の由来とは?【後編】

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健康でない子供は間引きされ「神に返される」

 

昔は、医療技術・食糧事情・衛生面が悪かった時代なので、子どもは病気になりやすく、病や障害を抱えている子どもも多く、死亡率も非常に高かったそうです。

そのため、問題がある子どもは「神隠し」として「間引き」されてしまうことも。

7歳までの健康でこれから成長して労働力として期待できる子どもは「神様から授かった預かりもの」として大切に扱われる反面、病や障害を抱えている子どもは「預かったものをまた神様にお返しする」として間引きされてしまいました。

住んでいる地域によっては、親ではなくその土地の「長」が「その子どもを育てていいかどうか?」を決定する権限を持っていたそうです。

3歳、5歳、7歳と子どもの成長を祝い神に感謝し「七五三」の儀式を行いながらも、その反面、「神様にお返し」されてしまった子どもたちも多かった……そんな怖くも哀しい事実もあったのでした。

現代では華やかで楽しいイベント化している感のある七五三。怖く哀しい事情があったことも「大昔のこと」とせず、そういう歴史をしっかりと踏まえ、「すべての子どもの成長・健康を願う」大切な日として考えたいものですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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