【実食】餅に酢をかけたら美味しいの?北条時政レシピを試してみました!【鎌倉殿の13人】:2ページ目
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終わりに・鎌倉時代の調味料
ちなみに、鎌倉時代に使われていた調味料は塩・醤(ひしお。肉や魚などを塩漬け発酵させたもの)・酢・煎汁(いろり。出汁)、そのほか山葵(ワサビ)や生姜(ショウガ)もあったと言います。
甘味については主に果物類(柿・栗ほか)や甘酒(米麹を塩で発酵させ、デンプン質を糖化させる)など限られているものの、これらの味を組み合わせて多彩な食文化を創造してきたことでしょう。
「餅に酢なんてとんでもない!」
そう思われる方も少なくないでしょうが、一度固定観念を取り払って新たな味にチャレンジしてみるのも楽しいですよ!
※参考文献:
- 「鎌倉グルメin中世 展示解説パンフレット」鎌倉歴史文化交流館、2019年5月
- 石毛直道 監修『調理とたべもの 講座 食の文化 三』味の素食の文化センター、1999年3月
トップ画像: NHK「鎌倉殿の13人」公式サイトより
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