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「鎌倉殿の13人」北条ファミリー最後の団らん…第37回放送「オンベレブンビンバ」振り返り

「鎌倉殿の13人」北条ファミリー最後の団らん…第37回放送「オンベレブンビンバ」振り返り:2ページ目

下文はひらがなで。政子と広元、そして泰時

さて、畠山討伐の論功行賞よりこのかた、訴訟の取り扱いは政子がすることに。

「(下文は)ご自分で書くとおっしゃいましたよね?」

ちょっと意地悪く言った義時に負けじと、あくまで自分で書くと言ってはみたものの、さすがに肩が凝ってしまった政子。

甥の北条泰時(演:坂口健太郎)に肩を揉ませるも今一つ、ちょっとお手本として揉んでやった時に見せた泰時の顔芸?がしばしの癒しとなったとか(視聴者にとって)。

でもやっぱり餅は餅屋、後の下文は大江広元(演:栗原英雄)にちゃっかりお願いする政子。「私が書いたことにしてちょうだい」政子のリクエストに顔を輝かせる広元。

「女子(おなご)なので、漢字は書きつけないのです」

「では、我らもひらがなで書きましょう」

何なんだこの空気は。しかし広元が普段書きなれない平仮名で下文を書いたら、えらく無骨な文面になってしまいそうです。

まぁ、下文を受け取る御家人たちにしてみれば「あぁ、これが尼御台様の筆跡(おて)……」と別にうっとりもしないのでしょうけど。

この「みんなが読みやすい平仮名で文書を書く」というところは肩を揉んでいた泰時に受け継がれ、やがて無学な武士でも読みやすい御成敗式目が生まれた伏線につながるものと考えられます。

3ページ目 餅をペタペタ、時政と義時をつなぎたいトキューサ

 

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