「鎌倉殿の13人」ついに阿野全成の最期か…第30回放送「全成の確率」予習:4ページ目
まとめ・阿野全成父子の最期
建仁3年(1203年)
2月ごろ 全成、鎌倉を離れて駿河国へ
5月19日 全成、駿河国で捕らわれて御所に連行される
5月20日 頼家、政子に阿波局の引き渡しを要求するが拒否される
5月25日 全成が常陸国へ流罪に
6月23日 全成が八田知家に殺される
6月24日 頼家が京都の阿野頼全を殺すよう命じる
6月30日 八幡宮の屋根からハトが転げ落ちて死ぬ
7月4日 八幡宮の屋根で三羽のハトが殺し合う
7月9日 八幡宮の境内にハトの生首が発見される
7月16日 京都で阿野頼全が殺される
7月18日 頼家が(人生最後の)蹴鞠に興じる
7月20日 頼家が急病に倒れる
7月23日 占いの結果、病気の原因が神仏の祟りと判明
7月30日 京都から頼全の処刑報告が届く
……以上、阿野全成と阿野頼全の最期をたどってきました。こうして並べてみると、実におどろおどろしく感じられます。
半々の確率でしか成功しないという全成の呪詛が、最後の最後で決まったのかも知れませんね(自分だけならともかく、愛する我が子を殺された怒りが天に届いたのでしょうか)。
かくして、野心のために罪なき叔父と従弟を殺した罰が覿面に下った頼家。ここから北条時政(演:坂東彌十郎)による比企派への反撃が始まるのでした。
果たしてNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」ではこの場面がどのように描かれるのか、三谷幸喜の脚本に注目です。
※参考文献:
- 『NHK大河ドラマ・ガイド 鎌倉殿の13人 後編』NHK出版、2022年6月
- 『NHK2022年大河ドラマ 鎌倉殿の13人 続・完全読本』産経新聞出版、2022年5月