「鎌倉殿の13人」放たれた矢のゆくえは……。1月30日放送 第4回のあらすじを予習:2ページ目
頑張って仲間を説得するも……
北条家の様子がおかしいことを察して探りを入れていた八重姫。「佐殿に不利益なことはしない」などと言いくるめられた義時は、惚れていた弱みか挙兵計画を打ち明けてしまいます。
前回では知恵者の片鱗を見せつつあった義時ですが、まだまだ詰めが甘いようです。
一方、豪族たちに対する加勢の説得はなかなか進まず、義時は頼朝に「自ら頭を下げてもらうよりない」と提言。
田舎者に頭など下げられるか、などと渋る頼朝に対して、義時は苦言を呈します。
義時 そのお考え、1日も早くお捨てになられたほうがよろしいかと存じます。確かにわれらは坂東の田舎者。しかしながら、今はその坂東の田舎者の力を合わせねばならぬときでございます。彼等あっての佐殿。それをお忘れなきよう。
それを聞いて納得した頼朝、善は急げとさっそく実行。土肥実平(演:阿南健治)に対して
頼朝 これから言うこと、誰にも漏らすな。良いか。今まで黙っていたが、わしがいちばん頼りにしているのは、じつはお前なのだ。
などと口説き落とし、この手で他の者たちも次々と説得。切り替えが早いというか、節操がないというか……義時は感心してしまいます。
その一方、安達盛長(演:野添義弘)は頼朝の乳兄弟である山内首藤経俊(演:山口馬木也)に加勢を断られてしまい、頼朝は大いに傷つくのでした。
(この時の罵倒文句は、劇中でしっかり演じて欲しいところです)
徐々に集まりつつあった仲間たちですが、老人や肥満体の者たちを見て頼朝は義時に愚痴をこぼします。本当に大丈夫なんでしょうか。
ところで八重姫は、父・伊東祐親(演:浅野和之)に頼朝挙兵の情報を伝えた上で「せめて命は助けて欲しい」と懇願します。
……いやいや、元々死罪のところを一等減じて流罪なのに、それが謀叛を起こそうと言うのだから許されようはずもありません。
が、祐親は「未然に防げたら考える」などと返答。これは絶対考えるだけで許さないパターンですね。